2015-10-01から1ヶ月間の記事一覧

僅かな月あかり

とても長い十月の夜は、風が強く、雲は流れてお月さまがきれいに見える。部屋明かりを付けなくても、僅かな月あかりが照らしてくれているようだ。長く長く続いた十月ももうわずか。仕事での忙しさが心の隙間を埋めてくれている。でもあまりしあわせではない。

秋の病深く

試験が終わった後、僕の生活は凧の切れた糸のように、だらしなく横たわっているようだ。なんせ、なんもやることがない。もうやることがなんもないのさ。しいて言えば競馬のみで、一瞬のざわめきと長く続く淀みを繰り返しているだけだ。 これは秋の五月病か?…

勉強について

僕はこの夏、本当に久々に勉強をした。考えてみると、大学受験以来のことだ。でも今回は不合格だった(自己採点で)。勉強したっていっても、とても真剣ではなかった。時間は費やしたけど、実には成らなかった。十代の頃は酒も煙草もなかったが、三十代の僕…

何かの終わり

昨日はビル管理試験を受験してきた。 この夏の始まりのある日、ふと夜中に目が覚めて、何もすることがなく手にしたのが試験の参考書だった。 それから約三カ月、いつも参考書と過去問を持ち歩きながら、勉強をしていた、つもりだった。 電車での移動時間、参…