シクラメンの女性

今日は研修が早く終わり、5時前だというのに家に居る。

そんな自分がとても安心だ。


昨日のオセロの喩え、

考えてみると、オセロは裏返って色を変えるゲームだ。

今黒くなっている駒も、白く裏返る事ができるのかもしれない。

その逆もある。

そんな事をふと思ったりした。


では今日の出来事はどうだろう…

朝、会社前で信号待ちをしていると、女子社員がいた。

その女性は僕が密かにいいなと思っている人だ。

色が白くてパッと見は陰がある感じがするが、

でも、打ち解けた人とは仲良く話していて、とても可愛らしい人だ。

僕はまだ喋った事は無いが、いつも会社に帰って、その女性が残っていると

何とも言えず、華やいだ気持ちになってくる。


2〜3ヶ月前、僕は社内報を書いた。

内容はとてもふざけたものだったが、その女性は気に入ってくれたという

話を人づてに聞いた。


話は今朝の出来事に戻る。

僕は信号待ちしている彼女に朝の挨拶をした。

彼女も返してくれた。

僕は会社までの間のことを無意識に考え、耳にしていたイヤホンを外した。


信号が青になった。

その瞬間、彼女は横断歩道をダッシュで駆け抜けて、

そのまま会社の入口まで走っていってしまった…

僕は嫌われているのだろうか、それとも警戒されているのだろうか。

やはり嫌われているのだろう。

我が社は6階にあるので、その間のエレベーター内で

二人きりになる状況を避けたのかもしれない。


そんな出来事は僕にとって黒の駒になる?