ようやく年末休みまで、たどり着いた…とくに最後の2週間は昼も夜も忙殺されていて、一日一日に重さを感じながら、過ごしていたと思う。僅か5日の正月休みだが、一年を振り返りつつも、体をゆっくり休めようと思う。

仕事納め、午前中は社内の掃除をし、軽い缶ビールでの打ち上げで、一年の業務は終わった。いつもの喧しい携帯電話は、とても静かで午後からの澄んだ空を見上げれば、安堵感だけが浮かんでいるように思えた。

トイレでの残尿感のような、嫌な違和感を残しつつ、会社を出て向かうは、大衆居酒屋だ。8時過ぎに着くと、あまり親しくない同僚との飲み会だった。それでもアルコールさえ入ってしまえば、打ち解けることができるだけのスキルは身につけているつもりだ。何だ…

またしても…飲み。今日夜は、何でつながっているか分からない4人の飲みだった。まあ、僕は黙ってメニューを眺めつつ、話に相槌を打っていればいいだけの存在だったから、苦痛でもなく、ただただ飲み続けていた。それもいいだろう。

今年の目標なんて忘れてしまいがちだが、 一つだけ覚えていたのが、 新たな出会いの機会を持とうと事だった。 振り返ると、仕事の世界では幾つかの出会いがあったが プライベートではなかったように思う。 そしてこの夜、今年最初で最後の出会いが訪れた。 …

師走ということもあり、何ともあわただしく12月は始まった。ただ、今日はエアポケットに入り込んだような休み、壊れた暖房の部屋で一人震えていよう…