休日の雨

冷たい雨が休日の一日を過去の時間へと誘う。

ずっと、何も書かずにいたのは、何もなかったからではなく、

ただただ、無感情になっていたからかと思う。

心無い笑いと底なしな不安だけの毎日だった。

 

僕はいつからこんなに不安なのだろう。

不安だけが何かの原動力になっている気さえしている。

おじさんなりの処世術なのかもしれない。

 

今日は静かな一日だ。

 

前職の最後の3年間は常駐現場の責任者を行っていた。

時間も定められていて、何もなければ何もない一日が続くのだが、

ちょっとしたバグみたいなことが起きると、皆で右往左往し、

小さな出来事が、大きく広がるようなことも多くあった。

人間関係も歪であった。

僕がいないところでのいじめやパワハラがあったし、

小さな職場で働く人の好き嫌いとかに苛まれていたが、

元来の八方美人さで、根本的な解決を試みようとは思わなかった。

とにかく定めれた日々を重ねて年を重ねて、

本社へ戻ることだけを考えていたように、今は思う。

でも気づけば戻る場所も無くなっていた。

目的もない日々が続く中で、ふと辞めてしまったなと思う。

 

よく考えれば、それでよかった気もするし、

どうなんだろうな。

 

今日は静かに過ごそう。。