あれからこれから

2024年の冬。最後にブログを書いてからもう6年近くもたってしまった…

気づけば今年で46となる。

六年、僕は何も記すことができなかった。

得たものと失ったもの、どちらかというと失ったものの影を負うことが多い。

 

2019年に結婚をし今年で5年目となる。

奥さんはとても気のいいの良い人で、古い小さな家で一緒に暮らしている。

最初は子孫を残すよう努力したが、僕にその力はなかった。

 

2018年に九年付き合い同棲し、別れた前の彼女のことはもう思い出せずにはいるが、

どこかで暮らしているのだろうか。

別れてすぐ結婚してしまい、心の片隅には未だに痛みが燻っていて、

その心には蓋をしているような気がしている。

その蓋を開けると、すがるように助けを求めている姿が、

幻影のように見え、辛くなるから日々で塗りつぶしている。

 

2020年春、コロナ下の中、会社から異動となり、常駐現場の管理を任されることになった。

今思うと目の前にあった昇進を餌にされた左遷だったのかもしれない。

それでも管理職なので期待もあったのかもしれない。

三年間、常駐現場ではかけがえのない経験をさせてもらったが、

どこかで壁にぶつかってしまった。

 

2023年の冬、ちょうど去年の今頃、飛び降りるように会社を辞めてしまった。

一緒に長く働いてきた同僚とも突如の別れだった。

同じ車線を一緒に走ってきたのに僕だけ右折してしまった。

十七年間働いたのでそれなりの引き止めもあったし異動の話もあったが、

僕の小さなプライドが耳を塞いでいたのだと思う。

 

そして今、違う会社で働きだしてまもなく一年となる。

仕事も同僚も割と恵まれているが、やはり馴染めずにはいる。

木の年輪のようなものが消えてしまった今はどこか不安である。

 

この六年で僕はいろんなものを失い、そして得ている。

今僕はその環境に身を置きつつ、失ったしまったものの影を帯びながら、

日々を暮らしている。