今日は夜勤、もう誰もいない。
ここでの仕事もあと僅か。
来週にはまた元のうるさい毎日へ飛び込んでいく。
この1ヶ月半は自分にとって、心の休息であった。
仕事も少ないし、会う人間も限られていた。
出来事も少なかった僕は、じっと自分を見つめ直す時間も多かった。
今の僕は本当に何もない。
スッカラカンの自分になっていた。
それが僕に突きつけられた、自分自身からの答えだ。
20代の終わりを迎え、
僕はもう一度、自分の中に何かを蓄えていかなければならない。
そう思う。
それを忙しい日々の中で探すのか、
それともすべてなくしてみるのか、
どちらにせよ、今のままで良いはずがないと感じている。