クリスマス一人きり

今年は特に寂しいクリスマスとなりそうだ。

隣の家に住む人はアベックで町へと消え、

仲の良かった友人は合コンで見つけた子と遊び、

そして僕は孤独‥

誰に見得張るわけでもないが、部屋のあかりを真っ暗にして、

この部屋には誰もいないということを、アピールしつつ、

僕は家に独り、この文章を書いている。

誰かの幸せを妬む、知らずに僕はそうなっていた。

その報いがこの孤独だとしたら、それはしょうがない。

29歳のクリスマス