明日は雨

今日は一日さえない仕事。

立ち会いなので特にやることもなく、ビルの管理室で、

壁の一点をずっと凝視して過ごした。

せっかくの日曜日。

外は晴れて心地よい。


なのに…この俺は…


そんなこと、急に思い、いやらしい店でも行って、

疲れを癒そう、そう思い、怪しい店の扉を開いた。

店員も感じがよく、余計な出費だが、まぁいいか…

しばらくベットに横たわり、快楽に身を委ねていると、

「お客さん、料金足りないね」と言われる。

明らかにおかしいのだ、おかしいのだが、

仕方なく財布からなけなしのお札を取り出し、

快楽よりもなんとも言えない気持ちに苛まれた…


結局、僕はボラれた。明日は雨だ。