20代の終わりに

まもなく僕は30歳になる。

「さんじゅう」って響きに違和感があるのは自他共に認めるのだが

それはさておき、残りわずかの「にじゅう」を回顧してみたい。


僕が20歳の時、今から10年前だが、何もしていなかった。

大学に入ったのが22歳の時だから、20・21歳の時、僕は何をしていたのか…

もちろん受験勉強的なことはしていたが、一年365日もある中で、

その時の記憶が殆どないというのどういうことか。

確か、21の時は最初に入った大学をすぐ退学して、

夏には、氷をのこぎりで切る短期バイトをしていた記憶があるが、

それ以外、覚えているところがない。


22になって、大学の夜学に入学して、昼間はバイトして夜は大学って日々になった。

初めて親元を離れて、祖母の家に居候させてもらった。

その環境の変化が、ずっと引きこもっていた自分を少しずつ変えていくきっかけになった。

でも大学では人間関係を築けず、それは相変わらずだった。


23になって、一人暮らしを始めて、バイト先で友達ができて、ゼミに入って、

そういった一つひとつの出来事が、今の僕をつくる足掛かりとなった気がする。

いろんな場所で関係を築けるようになって、その中で初めて自分が生きるようになったと思う。

22から25まで、大学やバイト先での4年間は、10代の頃にはなかった僕の青春だった。


26になって初めて就職をする。

そこでまたつまづいてしまったわけだが…たった半年で退職。

結局、大学時代の感覚のままで就職し、付いていけなくなった。

無論反省は今もしてるけど、その感覚のおかげで、同期と知り合うことができた。

同期の人たちと知り合えただけでも、前の会社に入った意味はあったと思う。


27はずっと家にいた。20代前半のような暗い日々であったが、

それでもそれまでに築いた人間関係はやっぱ大きかった。

それにブログを始めたのもこの頃からで、

文章にして日々を記述するってことで、日々を繋ぐことができた。


そして、28から現在に至るまで、今の会社に勤めている。

決して望むような状況ではないんだけど、

まぁそれは輝かしいであろう30代の自分に託そう。


長くなりました、失礼しました。