九万円無くす

先日、部の飲み会があり僕はその幹事であった。

今回は社から補助金が出ることになっており、

きょう夕方になり、自分が立て替えていた九万円が戻ってきた。

ちょうどその時間は、仕事に追われ、九万円が入った茶封筒を

フッとどこかに置いた。


それからしばらくし、家につき、封筒の存在を思い出す。

慌てて、社に戻り、探したがどこにも見当たらない。

たまたま残っていた、同僚にも手伝ってもらったが、

全く見つからない。

僕は涙目になりつつ、記憶の一片を頼りに、

夕方自分が移動した場所すべて探したが、結局見つからない。

諦めるに諦め切れぬまま、時間だけすぎ、途方に暮れていた。


とりあえず今日は諦めようと、

最後にふと、同僚が自分の鞄を開けてみると、

出てきたではないか茶封筒が!

あんな探したはずなのに…

あきれ果てている同僚に土下座をし、

どうにか許してもらったが、なんとも恥ずかしい、そんな夜だった。

でも見つかってほんとよかった…