ラヴ・ドレッシング

昨日のデートの結果であるが、

大変浮き沈みの激しい時間を過ごした。

待ち合わせ場所の川崎駅で待っておると、その女性は現れた。

ずいぶんラフな格好で、とても女医には見えない。

ぎこちない挨拶をしつつ、とりあえずの方向へ歩き出した。


長い沈黙、時々会話しても続かない。


気まずい中、「とりあえず目的果たしていいですか?」と彼女は言い、

本屋へ向かった。

どてかい本屋で彼女は医学書などを探し、真剣に読んでいたので、

僕は適当にブラブラしていた。

そのうちはぐれてしまい、20分ぐらいして、探し出すことができた。

初デートで、この流れはまずいなと思いつつも、

とはいえ突破口が見つからないままであった。

次に、ケータイを見たいということなので、電気量販店へ向かった。

そこでもいまいち、盛り上がらず…

おまけに、お目当てのケータイはなく、何もしないままであった。


とりあえず、このままでは…と思い、喫茶店へ入った。

そこでお互いの話をして、気まずい空気が少し変わった。

一時間くらいか、話をして、この後どうするか考えて、

川崎大師へ行くことになった。

友人が数日前、風鈴祭りへ行ったということもあり、

なんか場つなぎ的になるだろうと思ったからだ。

だが、川崎大師についたころには、風鈴のほとんどが売り切れていて、

あまり楽しそうではなかった。


夕方になり、夜飯まで一緒にいるのは悪い気がして、

帰ろうとしたら、「もう一度ケータイ見ていいですか?」と彼女は言った。

少しでも一緒の時間が欲しかったので、喜んでOKした。

違う電気量販店で、ケータイを探して、お気に入りのものが見つかった。

機種変に30分くらい掛かるということだったので、

その間、また喫茶店に入り、

お互いの仕事の話(僕の場合は少し嘘も含めたが)なんかして、楽しかった。


その後、ケータイを手にして駅ホームでお別れをした。


昨日から今日にかけて、まぁうまくいったんじゃないかと思う僕がいたが、

こう長々と文章にしてみると、実はあんま良くなかったんじゃないかと思うようになった。

それは…また書こう、長く書きすぎた…