静かな休みに、潜む渦

静かな土曜日の午前中。

洗濯機の回転音だけが聞こえてくる。

でも心の中に、ズシリと重いものを抱えてしまったままだ。


仕事で重大な過失を負ってしまった。

損害はどれぐらいだろう、

とにかく言い逃れできない。


毎月、決められているある作業の中、

その一つにすぎない、ある現場のある屋上に

とんでもない過失を犯してしまった。

ずっと見逃していた。


連休明け、僕への死刑宣告が告げられる。

責任を取るってどういうことなんだろう…