哀愁の3連休

やはり始まりがあるとしたら必ず終わりは来る。

3連休の終わりには、寂しさしかない。


先週の金曜日は会社の新年会だった。

男しか集まらない、しょっぱい飲み会だ。

うちの部は上司の人たちと、下っ端の連中の二層に分かれていて、

僕が所属する下っ端組もさらに二班になっていて、

互いに仲が悪い。

僕はといえば、八方美人な性格のおかげで、

どちらにもいられる、クリームパンのような存在だ。


一次会が終わり、二次会はむろん別れて飲むことに。

僕はおっぱいパブ組に参加していた。

店の前のパイプ椅子でおっぱいを待っていたところ、電話がかかる。

もう一班の親分からだった。

「てめぇ、どこに参加しているんだ!このやろう」

普段は温厚な親分なのだが、酒が入るとロクでもなくなり

おっぱいに逃げたのだが、捕まってしまった。

6千円、払った分はそのままに、そっと親分のもとへ。

そこではひたすら説教と別班の悪口。

それが永遠と続き、気づけば朝になっていた…


明け方の空は暗く、冷たかったけど、

それでも僕には3連休がある。

そう思っていた、あのころに戻りたい。

ああ、明日は寒波が待っている。