雪の上を

久しぶりに雪の上を歩いた。

朝から降り続ける雪は夜になって

少しずつと積りだしている。

スーパーまでの道すがら、「いつ以来だろう?」

と考えていた。

街に降る雪の上を歩いた、その記憶は遠く、

かつ曖昧だ。

きっと、何年か書き続けているこの日記の中にも

雪の記述はあったかもしれないけど、

記憶の中にも雪が舞っているかのように、思い出せぬまま、

部屋の中から外を眺めるだけの今日一日にしよう。