わだかまりのままに

月曜の夜だというの同僚と深酒してしまい、

同居人に怒られた。

確かに迂闊ではあったが、でもその同僚との酒会には

長い間続いていたわだかまりを消す夜であった。

わが社の営業と僕ら技術部員は、あまり仲好くない。

どうしても互いのメリットがぶつかり合うからで、

その同僚とも軽くやりあってしまった事があった。

ただ席が真後ろで、気を使いながら、彼を避けながら過ごす、

事務所での時間がとても面倒になっていた。

互いに心の奥底では許してはいないのだろうけど、

とりあえず手を取り合うっていうのが、

オトナって奴さ…きっと。