浪費

まったくをもっての夜の浪費だ…

四月から少しだけ僕の仕事が変わり、

今日は客先から、軽い送別会を受けた。

焼肉屋での夕飯を簡単に済ました後、

目指すは蒲田のキャバクラだ。


わかってはいたんだよ、送別会という名を借りただけの、

今宵の本当の目的は。

にしても六万円の出費は痛すぎる…

キャバクラも大して楽しくもなく、

手を組んで頭もたれ寝たふりしながら、

キャバ嬢の足元を見ることぐらいにしか、

価値のない時間だった。

にしても六万は…