九連休のあとに

長い長い正月休み、今回は九連休だった。

これだけ長く休みが続いたのは、働き始めてからは初めてだったと思う。

まもなく夜の11時、正月休みシンドロームになっていることすら、

明日からの日常に晒されれば、薄れて行ってしまうのだろう。

それすら惜しい…


九連休、一日の終わりを指で折って、

残りの指の数に安心していたのは、ちょうど一週間前のことだ。

年が明けて実家へ戻り、時が止まったような僕の部屋には、

古い雑誌が置かれていて、それらに目をやるたび、

重ねてきた年月の重さに耐えられなくなりそうになった。


久々に会った父親の髪は白くなっていて

母は昔より耐性が無くなったのか、ちょっとした事に怒っていた。


周りの環境は変わっていく。

少しずつ少しずつ。

僕はどうなんだろうか?