雨あがりの花壇

明け方の夢はいつもやさしく、

とはいえ夢と気づき始めたころの

寂しさはいつもせつない、

そういうものだと思う。

雨あがりの朝、暗い道を歩き、仕事へ。

タバコをすうために腰掛けた花壇に、

クローバーたちが咲いていた。

数えてみたけど、四葉は見つからなかった。