陽水の世界

急遽、暇が出来たので、

実家へ帰った。

両親は少しずつ、年老いていて、

井上陽水の『人生が二度あれば』の世界のようだった。

部屋の電球が切れたということで、

球替えをしていたところ、箪笥の片隅に

僕ら家族の昔の写真立てが埃をかぶっていた。


今僕になにができるのだろう。

新しい家族を迎えて、写真立てに新たな一枚を加えたら、

きっと喜んでくれると、思うのだけど…