月終り

もう何年も同じような月の過ごし方を繰り返してきていて、

月末仕事納めの恒例は、夜の有楽町の仕事だ。

同僚と二人で、セレモニー的な仕事を行うために、

もう何年も同じことを繰り返している。

同僚は、人はとてもいい人だが、進歩的でなく

与えられた仕事はこなすがそれ以上のものは、決して生まない。

一緒にいてそれがとてもむなしくなる。

ただむなしくなる、だけではなくて

その同僚の持つ大きな優しさが時たま僕を救ってくれる。

その安心感で月を終える事が出来ているのだ。