何十回目かの新宿の夜

今日は友達とお笑いライブを見るために

夜の新宿へ向かった。

新宿東口、改札を抜けアルタ前まで。

師走、土曜夜という事もあり、群衆のなかに埋もれそうになった。

そんな中で思い返すのは、数々の新宿での夜の記憶だ。


学生時代、僕は新宿西口でアルバイトをしていた。

まだ引き籠りの後遺症を引きずっていたような僕には、

西口オフィス街は、逆に開き直るようなきっかけをくれた。

夜になると同僚や社員などとよく、新宿の夜の居酒屋で飲む機会があった。

僕を『社会』へ手を引っ張ってくれるような機会だった。


大学が市ヶ谷だったこともあり、たまの飲み会は新宿だった事も多い。

学生の終わり、ちょうど今頃12月に新宿で飲み会があった。

学生時代の飲みは僕もまだ慣れていなくて、よく間違いを犯したが

それはそれでとても楽しい夜だった。


社会人になり、同期と飲んだ夜もある。

ひどく酔い歌舞伎町の大通りを走りぬけて事故になりそうになり、

同期からひどく怒られた事もあった。

また終電を乗り過ごし、カラオケでオールした際の金額が

一人6000円で、皆で落ち込んだそんな夜もあった。


仲の良かった友人とぼったくりにあった事もある。

3〜4年まえだろう、一人6万円で、

笑いながら涙が出てしまった夜もあった。


最近では友人とのお笑いライブ観覧と

今の会社のバンドメンバーとの飲みでの記憶が多い。


楽しい夜の記憶をたどりつつ、

今日の夜を大事にしようと思った。