神の見えざる手

大学生の頃、経済学か何かの講座で、

「神の見えざる手」という論があった。

今となってもう曖昧な知識だが、

経済の様々な動きの中でバランスを欠いたとしても

神の見えざる手が働いてやがて調和されていくという

説であったような気がする。

僕はこの「見えざる手」という説がとても好きで、

運命とかいう言葉より、見えざる手によって

周りの人間関係も調和されているのではないかと思っている。


とてもお世話になった人が会社を辞めて、

新しい地で仕事を決めたようだ。

ずっと長く付き合ってきた上司は愛知へ転勤するらしい。

よく喋った後輩は部署移動で希望職に配属されるようだ。

周りにいた人々の「存在」が変わっていく。

「見えざる手」によって。

そうして僕の存在も変わっていくのだろう…か