何もない土日

ブラックホールにおちたように

すっぽりとこの土日は何も予定がない。

たいていどちらかに仕事が入っていたり、

何かやぶ用があったりしたのだが、

多分今年なって初めてではないかと思う、

何もない土日。


家にいる分には気は楽なのさ。

窓から差し込む日差しは夏の入り口のように強く、

その日差しに誘われて、洗濯機を回したりしたら

時間は流れていく。


昼になり買い物行く道すがら、しわしわになっていたスーツを

クリーング屋へ出して、一つ季節ものが片付いた。

スーパの中は家族連れが多く、寂しさに苛まれるが、

それでも昼飯用とよる飯用の食材、そしてチューハイでも買えば、

一日のノルマは終わるのだ。


外はいい天気、部屋の中でチューハイを飲みながら、

育ってきた小松菜のプランターを眺めつつ、

気付けば夕方になってくれた。


夜飯を作り、チューハイに飲みつつ、

今に至る。

明日は雨のようだ、また家にいよう。