僕の夏の夜

昨日夜、遠くの空で打ちあがっている

小さな花火を家の階段を降りるときに眺めることができた。

電車に乗り、浴衣姿の女性を見かけると

夏の夜なのだなと思う。

僕の夏の夜は夜勤工事の立会いだ。

現場へ着くと大規模な工事ということもあり、

作業員が20人近くいた。

簡単な工事の朝礼の後は、黙々とみな工事を始め、

夜の空に明るさを帯びてきたころに終わった。

始発までまだ時間があったので、元請けの人とラーメン屋で

ビール飲むことにした。普段はあまり飲む人ではないのだが、

始発までの筈が2〜3杯飲んでしまううちにすっかり朝になってしまった。

それでも終わりはいい夜だった。

そんな夏の夜の一日。