とある事務の女性が退職をした。
わりと仲の良い、気のいい、そして少し美人な女性だった。
ほのかに恋はしていた。随分と前からのことだ。
退職のうわさは前から聞いていたけど、
まさか今日急にお別れが来るとは。
何度か飲んだりもし、楽しかった思い出もあるけど、
お別れは急であった。
なんだかな、長く同じところにいると、
そこから人が去っていくことの免疫が弱くなっていく気がする。
確かにその女性とは何もなかったけど、
会社内で見かけるたびにときめきを与えてくれた。
なんだかな、今はなんかあまりに急でショックで、
こうして文字を連ねることしかできないな。