今日は髪を切りに行った。美容院に行くのは半年振りになる。
美容室では僕を担当している女性美容師がいる。年の頃だと30後半くらいか。
その人は話し好きで、髪を切っている間、他愛のない話を続けている。
多分、気を使ってくれているのだと思うが、
僕は聞き役として話の相槌を打ち続けなければならない。
でも今の僕は、人と会話をしていたいという欲求が強くて、
長々と続いた会話が嬉しく思えた。
そのあと、車のガソリンを入れに行った。
最近はセルフスタンドに行くことが多いのだが、
今日は満タンにするので、家の近くにある古臭いスタンドへ行く事にした。
そのスタンドは、70くらいのオヤジとその娘であろう30代中頃の女性、
2人でやっているようだ。
僕はその30半ばくらいのその女性が好きだ。
正確に書くと、僕のタイプの女性はこんな感じなんだろう、という気がする人である。
パッと身が明るくて、例えるなら、その明るさは蛍光灯のそれではなく、
電球の明るさのようだ。ホッとさせてくれる。
どう考えても、その人と結ばれる事はありえないが、
ガソリンを入れるたび、その人からの明るさを感じたいなと思ったりする…
そんな今日一日。