今日は大学時代の友人と久々に会う。
待ち合わせの高円寺につくと、友人の隣に
ピーコートを着た見知らぬ若者がいた。
聞く所によると、友人のサークルの後輩で現役の4年生であった。
人見知りする僕は急な出会いに戸惑いつつも、
夜の高円寺を散策する事になった。
友人の後輩は大学生ということもあり、
サークルやバイトの話などをしていた。
かつて自分も、そういう中にいた。
大学という自由な世界にいた。
それが今はものすごく遠くに思える。
高円寺を行き交う若者は自己主張のある格好をしながら、
怖いものなしの感じがあった。
自らの周りがそんなだった日々は、遠く、
そしてもう失ったんだと気づいた夜だった。