破たんするストーリー

今日は表向き平穏無事にいたが、内心、モヤモヤするものがあった。

主任職は辞退しようと思っていた。

へんなやっかみを受けるより、ずっと気楽だと思っていたからだ。

でも会社っていうのは、そんな一個人のわがままなんて聞いてくれない。

上司に相談したが、うまくいかなかった。


なんだかんだで、僕は上の人間の受けがいい。

絶対にいやなことは言わないし、

忠実な、そして素直な男だ。

いままでもそうだった。

変なところで、思いかけず僕は人に評価され、それに苦しんできた。


でも結局、何かで破綻する。

そのことも散々経験してきた。

もう見えている。むしろ見たい。

それでいい…