うれしい秘密

前の会社の同期、今でも仲良くさせてもらっている彼らと

僕をつなぐ唯一の接点が「彼女がいない」ってことだった。

彼らと飲む幾度かの夜は、いつも楽しくホッとさせるものばかりだった。

何年かが過ぎ、それぞれ彼女ができ始めて、

今日会った同期の彼もようやく春を迎えた。

彼女ができた暁には我々の会で紹介するというのが、

通過儀礼のひとつなのだが、今日の彼にはそれができない事情がある。

というのも社内恋愛だからだ。

会社辞めている僕だけに話せる秘密、

話したいけど話せないそんなうれしい秘密を共有しつつ、

おいしくアルコールを飲む事が出来た!