深い夜の金曜日

僕の周りには干支が一回り違うような、

若者がたくさんいるのだが、

夕飯を食ったりする機会はどうも疲れる。

多分もう合わないのだろう。

でも無理して合わせることも求められるのだが。


それに比べ今宵は、去年までの上司とその仲の良い同僚、

そして私三人で、立ち飲み屋で粛々と飲む夜は、

得意な時間であった。


立ち飲みの風景は、金曜だというのに深く、

でも、ここに紛れ込んで居たくなるような

不思議な夜、深く過ぎていった。