お別れ会

今日は前の上司の定年記念会だった。

五年も前になるかと思いつつも、

出会ったころの混沌さを感じつつも、

いつも何か頼らせて貰っていた、

そんな存在の上司だった。


なんかぼくは、自分が特別な存在で、

誰彼ともなく、懐に入り込んで、

気に入られようとする卑猥な人間なんだけど、

その上司には、受付られなかった。


でもそれでいいのだと思う。

僕の調子のよさなんて、

何の価値もないさ。