閉幕

相変わらず今の仕事は忙しい。

一日一日、いろんな場所へ行き、いろんな人に会い、

社に戻り、事務をこなし、アポ取って、

客に怒られ、上司に怒られ、業者に謝って、

誰だかわからない人と、台風の不安話なんかして、

喫煙所で一息、タバコ吸っていたら、

煙り舞い上がる天井に、幕が用意されていた。

それは今の毎日に終わりを告げる、幕。

少しずつ下りはじめ、幕で遮断された暗闇。

それはもうすぐ。