食パンだけは

相変わらず僕は、みすぼらしい毎日を過ごしている。

学生時代の貧乏そのままに、社会人になった今でも、

お金はあまり使わない(でも貯金にならないのは夜遊びとパチンコの為だ!)

でもある程度、給与をもらいながらの生活が3年くらい続いて

日々の中で、変わってしまったのが、

うまい食パンしか食べられなくなってしまった、ということだ。

以前なら99ショップなどで買った、粗悪な6枚切り食パンを

毎朝食べていたのだが、

この数年、一斤300円くらいの高級食パンを食べることが当たり前となった。

辛い毎朝、攻めての褒美として、うまい食パンとコーヒーを飲むのが、

一日至福の時間であった。

だがそれもある程度の収入があってこその恩恵だ。

これから空き缶拾いのような日々の中で、

肥えてしまった舌に、まずい食パンは、たぶん辛かろうな…