慰めの夜

昨日夜は取引先の人と飲んでいた。

その人は皆から嫌われるような存在で、

取引先という弱い立場の僕を利用して、

楽しいはずの金曜の夜を支配するのであった。

川崎の駅前で待ち合わせしたところ、

見知らぬ女性二人。

話を聞くとキャバクラ嬢で、何と店まで同伴することになってしまった。

さしも楽しくない会話の節々に

取引先の人はキャバクラ嬢にすら嫌われているのを感じ、

そんな夜に三万も使わなければならない自らを、

終電の中で慰めずにはいられなかった…