そして神戸

木曜の夜中から土曜の夜中にかけて、

神戸へ引っ越す友人を手伝ってきた。

真夜中の大移動となった。

友人曰く僕は基本的には運転しない筈だったのだが、

何と、友人は高速を運転したことがないという、衝撃の告白を受け、

急遽、どでかいハイエースを運転する羽目になった。

僕も運転下手なのに…

殆ど寝ていないし、荷造り・搬出入の疲れも重く重なって、

本当に注意しないと死んでしまうような、

すぐ近くに事故死している絵が浮かんできた(あれは夢だったのか)。

無事神戸に着いたとき、頭の上から目に見えぬ煙が湧き上がる思いで、

倒れそうになった。

それでもいつか、きっと、あの時は若くもないのに

無理したね、と笑えるような思い出になったと、

そんなふうに記憶が変換されるのではないか思う、きっと。

(せめて関西の思い出にと、2イニングだけ観戦した甲子園)