真骨頂

この前、ある人にこう言われた。

「君は本当に打たれ強いね、君は!」

確かに最新の私は、他人に何言われても、

客に厭味言われても、馬鹿にされても、

その場ではグッと堪えるだけの、能力は身に付けたつもりだ。


だが本来の僕は、ナイーブで繊細、

ちょっとしただけのことで傷つく、

それこそ本当の僕なのではないだろうか!


私は単にオトナになったのか、

それとも鈍感になったのか、

だとしても、この不安感は一体何であろうか。


とはいえ今日も、私の打たれ強さは生かされて

仕事の一日は終わった。